雇用調整助成金の不正受給で新潟県内初の逮捕者です。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、長岡市の無職・中山喜美子容疑者(75)と酒井日出男容疑者(72)です。 婦人服の製造を行う長岡市の企業の役員だった2人は2020年9月中旬、従業員を休ませた事実がないにも関わらず、虚偽の申請書を提出し、雇用調整助成金として11万8541円をだまし取った疑いが持たれています。 警察の調べに中山容疑者は「だますつもりはなかった」と容疑を否認している一方、酒井容疑者は「だまし取ったことは間違いありません」と容疑を認めています。 2人が役員を務めていた会社をめぐっては新潟労働局が2億8000万円あまりを不正受給していたとして返還を命じていて、警察は余罪があると見て捜査を続けています。