山形県内の少女を連れ去った疑いで、福島市の男が13日に逮捕された事件で、男は、別の若者への自殺ほう助などの容疑で今年1月以降、3回逮捕・起訴されていました。少女は遺体で見つかっていて、警察は男が事情を知っているとみて捜査しています。 逮捕されたのは、福島市の無職・岸波弘樹容疑者(36)です。 警察の調べによりますと、岸波容疑者はSNSを通じて知り合った山形県内に住む10代の少女を誘い出し、去年9月2日、山形市内で車に乗せて連れ去った疑いが持たれています。 少女はその3週間後、上山市の山間部で遺体で見つかりました。少女が死亡した時期は去年の9月上旬とみられるということです。 岸波容疑者は福島県や宮城県などの10代から20代の男女合わせて4人への自殺ほう助などの疑いで今年1月以降、合わせて3回、福島県で逮捕・起訴されていました。 警察は岸波容疑者が少女の死亡について事情を知っているとみて調べています。 岸波容疑者の認否について警察は「今後の捜査に支障が出る」として明らかにしていません。