レアル・マドリードに所属するDFラウール・アセンシオが、未成年を含む女性の性的動画を違法に共有した疑いで刑事訴追される可能性が浮上したようだ。 カナリア諸島のグラン・カナリア島にあるサン・バルトロメ・デ・ティラハナ裁判所は、2023年に同島南部のビーチクラブで発生したとされる事件についての捜査を終了したと発表。アセンシオを含む4名のサッカー選手が、未成年者および成人女性のプライバシーを侵害したとして訴追の対象となる可能性があるとした。 事件は、性的行為の動画を無断で撮影・共有したとされるもので、他に関与が疑われている3名はすでに2023年9月に逮捕されていたが、当初は証人として事情聴取されていたアセンシオも、その後の調査で正式な被疑者として扱われることになったという。 2月には、スペインの裁判所がアセンシオ側の仮処分申し立てを却下したと、同紙で報じられている。この申し立ての際の裁判所文書には、事件発生当時、女性の1人が16歳未満であったことが確認されている。 アセンシオは今季ラ・リーガで22試合に出場。ラ・リーガ第36節のマジョルカ戦のスタメンにも名を連ねていた。なお、レアル・マドリードおよびアセンシオの代理人はコメントを控えている。 クラブと22歳の若手DFの未来に暗い影を落とす事件の行方が注目される。