5月19日、NHKは来年1月から放送されるNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に出演予定だった永野芽郁(25)が降板すると公式サイトで発表した。18日に永野の所属事務所から出演辞退の申し出があり、NHKが受け入れたという。 永野は、仲野太賀(32)演じる主人公・秀長(小一郎)の初恋の相手・直(なお)を演じる予定だった。直は、秀長の故郷である尾張中村の土豪の娘で、幼なじみというオリジナルキャラクター。男勝りな性格で小一郎のことをひそかに慕っているが、乱世に翻弄される悲劇のヒロインという役どころだ。 4月24日発売の『週刊文春』によって田中圭(40)との不倫疑惑が報じられた永野。双方の所属事務所は不倫関係を否定していたが、5月8日発売号で生々しいLINEのやり取りなどが公開されると状況は一変。流出したLINEについて“事務所は本人に確認したところ、そのようなやり取りはしていない”と否定したものの、永野を広告に起用していた企業は相次いでCM動画などを削除することになった。 「大河の撮影は予定通り6月に開始するそうです。NHKはすぐに代役を決める必要があり、すでに候補を検討しているはずです。クランクイン直前ということで、代役の俳優は短期間で膨大な量の台本を読むなど、心の準備も追いつかないまま撮影に入ることになります。また同時に、世間の高い注目も集めるため、代役には重いプレッシャーがのしかかります」(テレビ局関係者) ■ 重圧も大きい分好演が評価につながる…大河代役の法則 一方、この代役は“逆転の登竜門”ともなりうるという。 「注目が集まるうえ、“救世主”的扱いもされやすく、好演によって評価を大きく高めることができます。たとえば斉藤由貴さん(58)が不倫報道により’18年放送の『西郷どん』を降板した際には、代役として南野陽子(57)さんが出演。撮影まで準備期間約1カ月という短い期間で、篤姫の教育係・幾島をコミカルに演じきり、アイドル女優のイメージを払拭し演技の評価を上げました。 さらに、’20年放送の『麒麟がくる』では、同作を降板した沢尻エリカさん(39)の代役で川口春奈さん(30)が初の時代劇ながら濃姫を好演。オファーを受けた翌週から撮影が始まるというタイトなスケジュールの中での快挙により、女優としての格が急上昇。CM契約数も一気に増え、’21年には紅白歌合戦で司会を務めるほどになりました。 また、’24年放送の『光る君へ』は’23年に永山絢斗が大麻事件で逮捕され、竜星涼(32)が代役に。クセが強いが憎めない藤原隆家役を見事に演じ、“ハマり役”と高評価を得ていました」(前出・テレビ局関係者) 代役を務めることで、役者としての評価を高めて一躍人気者になる“大河代役の法則”。ネット上ではすでに代役は誰か予測する人が続出している。 「代役に最も期待されているのはのんさん(31)ではないでしょうか。’13年の朝ドラ『あまちゃん』では高い評価を得ており、演技力は間違いないです。事務所独立後は民放テレビドラマから遠ざかっていたものの、NHKには出演し続けていて関係も良好です。最近では永野さん主演の『キャスター』(TBS系)に民放では11年ぶりに出演したばかりなので、のんさんになれば話題性も抜群です。 ほかにも、’16年に朝ドラ『べっぴんさん』のヒロインを務め、現在人気沸騰中のドラマ『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)に主演している芳根京子さん(28)にも期待が寄せられています。もし代役となれば、今年3月にテレビ東京で放送された永野さん主演の特別ドラマ『晴れたらいいね』で2番手を演じたので、立場が逆転すると話題性も高そうです」(前出のテレビ局関係者) 果たしてこのチャンスを掴むのは誰かーー。