アプリで知り合った異性に不正な勧誘疑い 会社の実質経営者ら逮捕

マッチングアプリで知り合った異性に当初説明していなかった会員制コンサルティングを契約するよう勧誘したなどとして、福岡県警は22日、福岡市中央区の会員制コンサルティング会社の実質的経営者の男性(38)=同市城南区=と、同社元従業員の男女4人を特定商取引法違反(目的隠匿誘引、不実告知など)の疑いで逮捕、書類送検した。県警は、男性らが2018年5月~24年6月、県内の20代男女ら約390人から契約金約3億9000万円を集めたとみて調べている。 逮捕、送検容疑は23年1月、会員制コンサルティングを契約させるという目的を隠して、マッチングアプリで知り合った同区の女性(22)を会社事務所に誘い出し、契約を結ぶよう勧誘したなどとしている。男性は「従業員が勝手にやった」と否認し、元従業員らは容疑を認めているという。 県警生活経済課によると、同社は会員の生活向上を支援するとして、株や資産形成の相談や助言をしていた。契約時に100万円の支払いを求めていたという。 男性は23年2月に県から業務停止命令を受けたが、別法人を設立して営業をしていたとみられる。【金将来】

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