【日本代表】MF佐野海舟はインドネシア戦が正念場 不発なら〝古橋亨梧化〟の危機

日本代表MF佐野海舟(24=マインツ)が〝古橋亨梧化〟の危機に直面している。 昨年7月に不同意性交容疑で逮捕され、その後不起訴となった佐野は、1年4か月ぶりに代表復帰。活動開始前の先月28日には、謝罪会見を行い「本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。一つの区切りをつけた中、0―1で敗れた5日の北中米W杯アジア最終予選オーストラリア戦(パース)でボランチ(守備的MF)として先発した。 ここで勝利に貢献してプレーでも〝みそぎ〟を済ませたかったところだが、随所に持ち味のボール奪取力を発揮したとはいえ、マインツでの活躍に比べると期待外れに終わったのは確か。ある代表OBは、MF遠藤航(リバプール)ら同ポジションの主力と比較し「相手が引いてきた難しさはあったが、まだ差があると感じた」と指摘した。 ドイツでのブレーク後1試合を消化しただけだが、最終予選インドネシア戦(10日、パナスタ)でも不発に終われば、代表で輝けない選手のレッテルを貼られてしまいかねない。となれば、FW古橋亨梧(レンヌ)の姿と重なる。セルティック(スコットランド)時代に得点を量産しながら、森保ジャパンでは不発が続き、主力にはなり切れなかったからだ。 二の舞いを避けるために残された時間は決して多くはない。インドネシア戦は正念場。佐野は「(オーストラリア戦は)大事にしすぎてしまう部分はあった。もっと前に出る動きを増やせばよかった。課題をプラスにとらえてやってきたことを出したい」と活躍を誓った。

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