勤務先の児童相談所に入所する少女を誘拐した疑いで、北海道函館市に住む児童相談所職員の女が逮捕されました。 未成年者誘拐の疑いで逮捕されたのは、函館児童相談所の会計年度任用職員で大学生の女(20)です。 勤務する児童相談所に入所する少女(17)が未成年であることを知りながら誘惑し、6月7~8日まで無断で連れ出して誘拐した疑いがもたれています。 警察によりますと、女は日常的に相談相手となり、面倒を見ていました。 7日午後3時40分ごろ、児童相談所職員から「預かっている女児が行方不明になった」と警察へ通報が寄せられ事件が発覚。警察が少女を捜索しながら職員ら関係者から事情を聴き、防犯カメラの捜査などから女の容疑が浮上しました。 女は8日に警察に確保され、同日夜に少女は宿泊施設から無事発見されていました。 調べに女は容疑を認めています。 「外に出る手助けをして自分で予約した宿泊施設に連れ出した。すべてその通り」「軽率な言動をしたことを後悔している」 警察が女の動機や事件に至る経緯を調べています。