山上徹也被告の初公判は10月28日 安倍元首相銃撃、地裁が発表

安倍晋三元首相の銃撃事件で殺人や銃刀法違反などの罪に問われている山上徹也被告(44)について、奈良地裁は13日、初公判を10月28日午後2時に開くと発表した。 山上被告は2022年7月、奈良市で選挙応援中の安倍氏を手製銃で撃ったとして現行犯逮捕され、23年3月までに起訴された。同年10月に裁判員裁判に向けた公判前整理手続きが始まり、これまで7回の手続きのなかで検察側が証拠開示を進め、弁護側と争点をすり合わせてきた。 関係者によると殺人罪の成否に争いはなく、最高刑で無期懲役もある銃刀法違反の発射罪が今回の手製銃に適用できるか▽被告の母親が献金していた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の影響を量刑上どこまで考慮するか――が主な争点になる見通しだ。 整理手続きはまだ進行中で今後、証人として誰を呼ぶかなど、具体的な審理の中身について調整が進む。 関係者によると、奈良地裁が初公判を10月28日に開く案を検察と弁護団に示し、年内に審理を終えて来年1月にも判決を言い渡す方向で日程調整が進んでいた。(周毅愷)

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