24時間営業のトレーニングジム「chocoZAP」(チョコザップ)の店舗でバッグなどの置き引きを繰り返したとして逮捕された18歳の男について、警察が合わせて78件の窃盗事件で容疑を裏付けて追送検していたことが捜査関係者への取材でわかりました。 大阪府内に住む無職の18歳の男は今年4月、大阪市中央区の「チョコザップ」の店舗で、現金6万7000円などが入った利用客のバッグを置き引きした疑いなどで逮捕されています。 男は警察の調べに対し、「仕事もしておらず、お金に困っていたのでカバンなどを盗んだ」などと容疑を認めていました。 警察は男の余罪について捜査を続け、去年12月から今年4月、大阪や東京のチョコザップの店舗で合わせて78件の置き引きをしたとして窃盗の疑いで追送検し、捜査を終えたことが捜査関係者への取材で分かりました。 男は偽名で作ったIDや知人女性から借りたIDを使い店舗に入り、施錠されていないロッカーなどから隙を見てバッグを盗む手口を繰り返していたとみられます。被害は現金で約255万円、被害品としてバッグなど1057点(約571万円相当)にのぼるということです。 チョコザップを運営する「RIZAP(ライザップ)グループ」は、「現在は防犯カメラを死角がないように設置し、また貴重品の管理に関する注意喚起を店内掲示物やご案内メールを通じて実施しております」とコメントしています。