ミシュラン掲載店の経営者ら3人逮捕 営業停止処分中に弁当販売か

食中毒で営業停止中に弁当を提供したとして逮捕された3人。場所はミシュランガイドに掲載されたことがある大阪府の日本料理店でした。 ■ミシュラン掲載店 経営者ら逮捕 逮捕されたのは「関西の有名店」を経営する一家です。 大阪河内長野市にある「日本料理 喜一」。過去には「ミシュランガイド」にも掲載されたことがある日本料理店です。 過去に利用した人 「素材を生かした料理がすごく印象的。器や盛り付けが食べる前に視覚的に感性にビビッとくるような料理」 今回、この店の代表の北野博一容疑者(69)、妻で女将の経子容疑者(68)、息子で店長の博稔容疑者(41)の3人が逮捕されました。 問題となったのは店の「弁当」。“売ってはいけない期間”に販売したというのです。 ■「日本料理 喜一」2度の行政処分 「日本料理 喜一」は今年に入って2度の行政処分を受けています。 1度目は2月8日に利用した客32人が食中毒になったとして15日から2日間、「営業停止」に。2度目は、その約1週間後、2月22日以降に利用した客35人が食中毒になったとして、3月2日から約2週間「営業禁止」になっていました。 その後は営業を再開していたようですが、今回の問題は1度目の処分のさなかに起きていました。 逮捕された3人には「停止期間中」にもかかわらず、弁当11個を販売して営業を続けた疑いが持たれています。 さらに、弁当を食べた客の数人が体調不良を訴えて検査したところ、ノロウイルスが検出されたということです。 博一容疑者の“印象”について、店の利用客は…。 過去に利用した人 「非常に気さくに対応してもらい、すごく記憶に残っている。なんとも信じられない。どういう経緯でそうなったのか分からないので、びっくり」 捜査関係者によりますと、2月8日に博一容疑者が店の厨房(ちゅうぼう)で嘔吐(おうと)したといい、それが一連の集団食中毒の発端になったとみられています。 北野博稔容疑者の供述 「従業員がノロウイルスに感染していることを知っていて、仕出し弁当を販売した」 3人とも容疑を認めているということです。

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