国際NPO「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」は、サウジアラビア王族の汚職疑惑に絡み拘束された同国のジャーナリスト、トゥルキ・ジャセル氏の死刑が執行されたと明らかにした。 14日付の声明で「優れたジャーナリストの処刑に激しい怒りを覚える」と表明した。 CPJによると、ジャセル氏は地元紙や自身のブログを通じ、女性の権利や中東の民主化運動「アラブの春」などについて報道してきた。ツイッター(現在のX)に投稿されたサウジ王族内の汚職疑惑を巡って2018年に逮捕され、反逆、外国との共謀、国家安全保障を危険にさらした罪などに問われた。 CPJは、ジャセル氏が7年間の拘束中、家族や弁護士と面会できず、身体的・精神的拷問を受けたとみられると指摘した。