都内の女性の自宅に侵入し金を奪い取ろうとしてけがをさせたとして、指示役でコロンビア国籍の男女2人が逮捕されました。 強盗傷害などの疑いで逮捕されたのは、コロンビア国籍のニエトカルデロン・デリア容疑者(54)とガルソンアルセ・ニコラス容疑者(28)の男女2人です。 ニエトカルデロン容疑者は今年3月、すでに起訴されている実行役のウズベキスタン国籍の男と共謀し、新宿区の女性(70代)が住むアパートに侵入し、馬乗りになって口をふさぐなどの暴行を加え、けがをさせたうえ金を奪い取ろうとした疑いがもたれています。 女性は顎などにけがをしていて、およそ1か月の重傷です。 警視庁によりますと、ニエトカルデロン容疑者は今年2月にガルソンアルセ容疑者の通訳を介して、ウズベキスタン国籍の男に対し、被害者の女性と友人関係であると説明した上で、「部屋の中にお金がいっぱい眠っている。根こそぎ持ってきて」などと強盗の計画を指示していたということです。 この指示を受け、実行役が女性を勤務先から尾行して自宅を割り出したうえで、後日、犯行に及んだということです。 実行役の男の携帯電話を解析するなどして逮捕に至ったということで、取り調べに対し、2人は容疑を否認し、ニエトカルデロン容疑者は「私は事件に関わっていません」と供述しているということです。 ニエトカルデロン容疑者と被害者の女性に面識はなかったとみられ、警視庁が女性を狙った理由などを調べています。