家電量販店の副店長の男が先月、勤務する店の商品のノートパソコン6台を横領し転売したとして、再逮捕されました。 店の関係者によりますと、男は転売を繰り返しその総額は1500万円以上にのぼるということです。業務上横領の疑いで再逮捕されたのは、石川県野々市市に住む32歳の無職の男です。 男は先月22日、副店長として勤務する野々市市の家電量販店で、商品のノートパソコン6台、総額78万円相当を無断で転売した疑いがもたれています。 男は店で販売していたパソコンケース1個を転売したとして、今月1日にも逮捕されています。 店の関係者によりますと、男は10年近く勤務し、店では最も在籍期間が長い従業員でした。 数年前に副店長となり、商品の仕入れや管理業務にあたっていたということです。 事件の数日後に店のエリアマネージャーが、在庫の記録と実際の数が合わないことに気づいたということです。 警察への通報前に店が行った聞き取りに対し、男は「自分がやりました」と話し、1年以上前から店の商品を横領していたということです。 男が転売した商品は200点以上、横領した総額は1500万円以上に上るとみられ、転売で得た金銭をキャバクラやギャンブル、借金の返済などに使っていたということです。 男は警察の調べに対し黙秘していて、警察は余罪を含め調べを進めています。