眠っている男性6人にわいせつ、元府中市議に実刑判決 地裁立川支部

酒や睡眠薬を飲んで眠っている男性6人に対して性的な行為をしたなどとして、準強制性交や不同意わいせつなどの罪に問われた元東京都府中市議、秋田隆一被告(28)の判決が18日、東京地裁立川支部であった。北村和裁判長は「悪質性が高く、常習性も認められる」として、懲役6年(求刑懲役7年)を言い渡した。 判決によると、秋田被告は2017年5月~24年8月、当時の被告宅で、酒や睡眠薬の影響で眠っている男性6人(当時18~25)の性器を触り、その様子を動画で撮影するなどした。 判決は、秋田被告が約7年間にわたり、飲食店で泥酔した大学の後輩や知人らを自宅に呼び込んで犯行を繰り返していたとし、うち1人の飲み物にひそかに睡眠薬を入れたことは「いっそう卑劣」と指摘。性的指向に悩んでいたとの被告の弁解については「性犯罪を正当化し得るものではなく、厳しい非難は免れない」と断じた。 秋田被告は23年4月の市議選で初当選。24年11月、警視庁に逮捕されて議員辞職した。(上保晃平)

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