いわき市発注の工事をめぐる官製談合事件で、逮捕された職員は私用の携帯電話で業者側とやり取りしていたことがわかりました。 20日に送検されたいわき市水道局の眞山佳幸容疑者は、市が発注する工事の入札で、秘密事項の設計金額などを業者に漏らし落札させたなどの疑いがもたれています。 工事を落札した大松興産の会社役員・松原文司容疑者ら2人も入札を妨害した疑いで送検されています。 捜査関係者によりますと、眞山容疑者の私用の携帯電話には、業者側とやり取りしていた通信記録が確認されたということです。 一連の事件を受け、いわき市の内田市長は水道局の職員を前に訓示しました。 *いわき市 内田広之市長 「いろんな批判も今回の件で水道局に寄せられていると思います。皆さんと一緒に信頼回復のために仕事に取り組んでいきましょう。」 市は今後、職員に対してコンプライアンス研修などを実施する方針です。