米歌手クリス・ブラウン被告、英国での暴行事件で無罪主張

【AFP=時事】米国のR&Bシンガー、クリス・ブラウン被告(36)は20日、英国の裁判所に出廷し、2023年にロンドンのナイトクラブで起きた暴行事件への関与について、無罪を主張した。 事件が起きたのは2023年2月19日、ロンドンの高級会員制クラブ「テープ」。英国ツアー中だったブラウン被告は、被害者が瓶で数回殴られ、その後、殴る蹴るの暴行を受けたとされる事件に関与したとして起訴されている。 ワールドツアー中で現在、英国公演を行っているブラウン被告は先月、1週間近く勾留され、その後、500万ポンド(約9億8000万円)の保釈金を支払って釈放された。この時のブラウン被告は、プライベートジェットで訪英したとされ、その数時間後、マンチェスターの五つ星ホテルで警察に逮捕されていた。 保釈条件により、裁判手続きに戻らなければ500万ポンドは没収される。 判事は、6月8日にオランダ・アムステルダムで始まったツアー続行を許可。 英国では21日からロンドン、マンチェスター、バーミンガム、アイルランド・ダブリン、そして再び英国のグラスゴーでの公演を予定。 7月にフランスとポルトガルをツアーし、その後、米国各地を巡り、10月にメンフィスで最終公演を迎える。 20日に出廷した際は、罪状認否で「無罪です」と主張。退廷時には、集まっていたファンに笑顔で手を振った。 裁判は5〜7日間にわたって行われ、開始日は2026年10月26日に設定されている。【翻訳編集】 AFPBB News

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