女と容疑者の男2人のうち1人が交際関係か 女と被害者の会社員男性は愛媛県松山市で知り合ったか 府中町強盗殺人事件 広島

広島県府中町の公園で4月に男性が殺害された事件で、22日、10代の男女3人が逮捕されました。容疑者3人のうち2人が交際関係にあったとみられることがわかりました。 強盗殺人の疑いで23日、送検されたのは、▼愛媛県松山市の無職の女(18)、▼安芸郡の会社員の少年(16)、▼安芸郡の会社員の男(18)の3人です。 警察によりますと、3人はことし4月、府中町の公園で、東京・練馬区の会社員の男性(当時52)をかたいもので殴って殺害し、現金などを奪った疑いが持たれています。3人の認否は明らかにされていません。 この事件は、4月12日夜10時頃、府中町の水分峡森林公園で、男性が血を流して倒れているのが見つかったものです。警察は翌13日に捜査本部を設置。事件発生から6日が経った17日、被害者の身元が判明しました。スマホや財布・身分証などが奪われていたため、被害者の身元特定に時間がかかったということです。 警察はおよそ620箇所、3400時間分の防犯カメラやドライブレコーダーを解析。複数の防犯カメラの映像をつなぎ合わせ事件の状況などを調べるリレー捜査などから、3人の男女が容疑者として浮上しました。 現場周辺の防犯カメラには、現場方向に向かう男性と女の姿、その数分後には2人の男の姿。さらに、現場方面から歩いてくる、3人の姿が映っていたということです。 事件から数日後、女が参考人として警察に出頭。「里見さんが知らない男2人から被害に遭った」と話したと言うことです。そして、21日午後7時ころ、少年(16)と男(18)が警察に出頭しました。3人はいずれもリレー捜査などで容疑者として浮上していた人物でした。 男2人は同じ会社の先輩後輩。また女と被害に遭った会社員の男性は、数年前から面識があり、捜査関係者によりますと、会社員の男性が仕事で愛媛県松山市に住んでいたときに女と知り合ったとみられるということです。事件が起きた日も新幹線に乗って1人で広島を訪れていて、女と会う約束をしていたとみられています。また、女と容疑者の男2人のうち1人が、交際関係にあったとみられることも新たにわかりました。

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