鈴木馨祐法相は24日の閣議後記者会見で、機械製造会社「大川原化工機」の冤罪事件を巡り、逮捕・起訴を違法とした東京高裁判決が確定したことに対し「真摯に受け止め、関係者のみなさまに多大なご負担をかけた点をおわび申し上げたい」と話した。警視庁と東京地検が20日に同社を訪れ直接謝罪していた。 検察当局は最高検次長検事が責任者となり、最高検公安部を中心として経緯を検証する方針だが、大川原化工機側が求める第三者を含めた検証には否定的な姿勢を示している。鈴木氏は「検察当局がご要望を踏まえながら適切に対応するものと承知している」と述べるにとどめた。