「人身売買のような構図」風俗スカウトG「アクセス」めぐる一連の捜査終結

風俗スカウトグループ「アクセス」リーダーの男が再逮捕され、警視庁は、一連の捜査を終結しました。捜査を指揮した警視庁保安課長が、日本テレビのインタビューに応じ「人身売買のような構図だった」と話しました。 警視庁によりますと、「アクセス」のリーダー遠藤和真容疑者は去年、女性を性風俗店にあっせんしたことで得た違法な報酬、およそ1億2000万円をバーチャルオフィスに郵送させて隠した疑いがもたれています。 「アクセス」は5年間で、7万8000人の女性を性風俗店にあっせんし、60億円ほどの収益を得ていたとみられています。 警視庁は26日、全容解明と組織解体に一定の成果があったとして、ことし1月に設置した特別捜査本部を閉鎖しました。 警視庁保安課 半田正浩課長 「(アクセスは)女性たちを商品としか見ていない。(マニュアルにも)風俗嬢は人ではないと。この平和な日本という位置づけの中で女性が搾取されて、人身売買のような人身取引の構図でオークション形式で取引をされている。なおかつ、それが悪質ビジネスとして成立しているということに強い憤りとともに衝撃をうけました。(組織解体の)目的は達成しましたので(特別捜査本部は)閉鎖することになりますが、いまだ潜在しているスカウトグループは存在していますので捜査を進めていきたい」

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