米球界で最も有望なスター候補として注目を集めていたレイズのワンダー・フランコ内野手(24)がMLBから永久追放される可能性が高くなったと29日(日本時間30日)、米メディアが報じた。 フランコは21歳のときに14歳の少女と性的関係を持ったことが発覚し、昨年1月に母国・ドミニカ共和国で逮捕された。26日(同27日)に未成年者への性的虐待などの罪で有罪判決を受け、執行猶予付きの禁錮2年を言い渡された。 「クラッチ・ポインツ」は「現在の移民法の下で米国への再入国を永久に禁じられるリスクにさらされている。合法的に入国できなければ、彼はレイズでMLBのキャリアを再開することはできないだろう」と指摘。7月27日(同28日)の正式な判決後、5日間で上訴することができるが「控訴審で有罪判決が覆されない限り、米国のプロ野球への復帰は閉ざされたように思える」とした。 フランコは2021年にレイズと球団史上最高額となる11年総額1億8200万ドル(約262億円)で契約延長。「フランコのMLBでの任期が終了する可能性が高いだけでなく、2021年にレイズと結んだ11年1億8200万ドルの契約に残っていた1億5400万ドル(約222億円)が没収される可能性もある」という。 10代でメジャーデビューを果たし、22歳でオールスター戦にも出場した超逸材はこのまま見納めとなるのか…。