【速報】「取り調べを拒否」Tシャツを警察が回収は黙秘権侵害?被告の男と弁護人が損害賠償求め提訴 大阪地裁

「取調べを拒否します」と書かれたTシャツを大阪府警に「危険物」として回収され、黙秘権などを侵害されたとして、留置場でTシャツを着ていた被告の男が弁護人とともに大阪府に対し、計385万円の損害賠償を求め、1日、大阪地裁に訴えを起こしました。 訴えを起こしたのは、現在、大阪刑務所堺拘置支所に勾留されている被告の50代の男と弁護人の松本亜土弁護士です。 訴状などによりますと、男は2024年12月、実母に対する保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された後、羽曳野警察署に留置・勾留されていました。その後、同罪で起訴されています。 国選弁護人に選任された松本弁護士は、羽曳野署で勾留中の男と接見したところ、男が精神的に追い詰められ記憶に基づいた供述をすることができないと判断し、取り調べを拒否することを勧めたということです。 その後、男が取り調べを拒否しようとしたところ、取調官から質問責めにあい供述を拒否することができなかったということで、松本弁護士は男に、発言しなくても黙秘権行使の意思表示ができるよう「私は取調べを拒否します」と書かれたTシャツを差し入れました。

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