八戸警察署によりますとことし6月6日、青森県内に居住する30歳代男性のスマートフォンに、カード会社の従業員を名乗る男から電話があり ・あなたのカードで不正が検知されました。 ・被害届を出した方が良いので、このまま警察につなぎます。 と言われ、代わって電話に出た群馬県警の織田と名乗る男から ・投資詐欺グループの主犯である齋藤礼二を逮捕して自宅を調べたところ、大量のキャッシュカードが見つかった。 ・その中にあなた名義のカードがあった。 ・あなたに逮捕状が出ている。 と言われ、ショートメッセージで逮捕状の画像を見せられました。 さらに男性は、織田から電話で ・あなたの資金を調査する必要がある。 ・300万円を払ってもらえれば優先調査する。 と言われ男性が現金を用意したところ、検察官の白川と名乗る男から電話で ・今から振込をしてもらうのでATMに行ってほしい。 ・口座に残っている現金を全て振り込んでほしい。 と言われ、資金調査名目で6月10日及び6月12日、2回にわたり、県内金融機関のATMから指定されたネット銀行の個人名義の口座に合計333万円を振り込みました。 その後男性は調査が終わるのを待っていましたが、心配になり上司に相談したところ、詐欺の被害に気が付いたということです。 警察は、「犯人はスマートフォンのメッセージやLINEなどで連絡を取り合い、逮捕状や警察手帳などを見せて信じ込ませようとしますが、警察がメッセージなどで連絡することはない」として注意を呼びかけています。