警察官名乗る男から1週間毎日電話 男性が500万円相当の貴金属などだまし取られる

1日午後、兵庫県南あわじ市の無職男性(74)が「キャッシュカードや金、銀をだまし取られた」と兵庫県警南あわじ署に届け出た。同署は特殊詐欺事件として調べる。 同署によると、6月24日午後2時ごろ、男性宅に電話があり「2時間以内に必要な操作をしないと電話が止まる」と自動音声が流れた。男性が音声に従い電話機を操作すると、電話に出た警察官と検察官を名乗る男2人から「マネーロンダリングの容疑者になっている。このままだと逮捕される」と告げられた。翌日以降も1週間、毎日男らから電話があり、家族構成や資産の有無、銀行口座の暗証番号などを聞かれた。 さらに同30日、男が電話で「資産を金融庁で調べてもらう。問題がなければ返却するので段ボールに入れて家の前に置いて」と指示。1日正午ごろに男性が金200グラム(約340万円相当)と銀10キロ(約180万円相当)、通帳2冊、キャッシュカード2枚を自宅前に置くと、若い男が来て持ち去ったという。 男性が盗難を疑い同署に相談し、被害が判明した。

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