【速報】遺体は95歳の母親と判明 集合住宅トイレから白骨遺体 死後1年以上は経過 逮捕の息子「母親が約10年前に死んでいるのは分かった…対人恐怖症で通報できず」神戸・灘区

6月下旬に神戸市灘区の集合住宅の一室で発見された白骨化した遺体が見つかった事件で、遺体は死体遺棄容疑で逮捕された、男の95歳の母親と判明しました。発見された部屋はゴミ屋敷の状態で、男は警察に「母親が10年前にトイレで死亡しているのは把握していたが、対人恐怖症で通報できなかった」と話していました。 この事件は、神戸市灘区鶴甲にある集合住宅の一室にあるトイレから白骨化した遺体が発見され、住所不定・無職の60歳の男が死体遺棄の疑いで逮捕されていたものです。 発見された遺体は、年齢や性別などがわからず、白骨化していて、死後数年は経過しているとみられていました。司法解剖の結果、遺体はの直接死因は判明せず、死後1年以上が経過していることがわかったということです。また他殺と思われる傷はありませんでした。DNA型鑑定の結果、遺体は男の母親(95)と判明したということです。 今年5月、男が路上で歩行困難な状態でいるのを灘区役所の職員が見つけました。その際、男が骨折していることがわかったことから、入院しました。職員が男から話を聞く中で、母親の所在について、話をしたがらなかったことから、区役所が警察に母親の安否確認を依頼。依頼を受けた警察は23日から部屋の中を確認していましたが、足の踏み場がないぐらい物が多く、いわゆるゴミ屋敷の様な状態だったということです。 逮捕時に男は、「母親が約10年前にトイレの中で息をしておらず、冷たくなり反応がなかったので、素人の私でも母親が亡くなっていることがわかりました。私は対人恐怖症で人とコミュニケーションをとるのが苦手だったので通報できなかった」と話していました。 警察は母親が亡くなった経緯について、男から話を聞くなどして調べています。

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