無許可で接待営業をしたとして、都内の店舗を運営する4法人が11日、警視庁に書類送検されました。改正風営法を適用しての法人の検挙は、全国初だということです。 7月11日、警視庁が書類送検したのは東京・渋谷区にあるガールズバー「ダイスバー」の運営法人「株式会社FourM」など、ガールズバーを運営する計4法人です。 「株式会社FourM」は風俗営業の許可を受けていないにもかかわらず、6月29日、店内で女性キャストが男性客と長時間会話をしたり、酒を提供したりするなどの接待行為をした疑いがもたれています。 この店を巡っては、無許可営業についての行政指導を3回受けていましたが、その後も許可を取らず、営業を続けていました。 こうした営業を続け、2年8か月の間に約1億6000万円を売り上げていたとみられています。 すでに逮捕された店長兼運営法人代表の男は「ガールズバーではこれが普通。法改正になることは知っていました。許可を取ることは行政書士と相談中でした」などと容疑を認めているということです。 同様の容疑で書類送検されたのは ▼新宿区四谷 「Bar Dear」の運営法人「株式会社ROGUENATION」 ▼立川市錦町にある 「anjir」の運営法人「セカンドフード合同会社」 ▼町田市にある 「BAR Qualia」の運営法人「合同会社HOPE」の3法人。 警視庁は改正風営法施行に伴い、6月28日に、無許可営業の接待店を一斉摘発していて、今回は摘発された店の法人が書類送検されました。 改正風営法を適用しての法人の検挙は、全国初だということです。