マカオ、賭博目的で密入境の男ら逮捕…偽造文書でホテル宿泊し発覚

マカオ治安警察局は7月9日、中国本土からマカオへの密入境に絡み、密入境者1人とこれを手引きした男1人の計2人=いずれも60代中国人(中国本土居民)=を逮捕したと発表。 同局によれば、同月4日に非居民宿泊電子通報システムを通じ、マカオに滞在していないはずの人物がコタイ地区の統合型リゾート(IR)併設ホテルに宿泊していることが判明し、偽造の入境申報表(アライバルカード/マカオ入境時に入境審査官が発行する氏名、滞在ステイタス、滞在期限等が印字された書類で、警察から職務質問を受けたりホテルのチェックイン手続き時などに提示を求められるもの)を使ってチェックインした可能性があるとして捜査に着手したとのこと。 警察官をホテルに急行させ、宿泊していた男に事情を聞いたところ、密入境及び偽造書類を使ってホテルにチェックインしたことを認めたため逮捕。男は同局の調べに対し、ビザに相当する訪マカオ許可の申請に失敗したが、賭博目的でマカオ入りするため、前月(6月)下旬に手引き役の男に10万香港ドル(日本円換算:約186万円)を支払って中国本土からマカオへ密入境し、マカオ入りした後、ホテルチェックイン手続き用にこの男へ500人民元(約1万円)を支払って偽造の入境申報表を入手したなどと説明。このほか、同局は5日、手引き役の男が關閘イミグレーションからマカオへ入境した際に逮捕。偽造の入境申報表を上述の男に売ったことを認めたという。 同局では、両人について文書偽造及び偽造文書使用・占有の罪で検察院送致する方針とした。

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