【元教え子ストーカー容疑】逮捕教諭の中学にスクールカウンセラーを緊急派遣へ 静岡市教育委員会「教職員へのSNS指導を徹底」

教え子だった10代女性に対しSNSで面会を求めるメッセージを繰り返し送信するストーカー行為をしたとして、12日に静岡南署がストーカー規制法違反の疑いで静岡市立中学に勤務する教諭を逮捕した事件を巡り、同市教委は13日、生徒の心理的ケアを行う緊急サポートチームを14日から同校に派遣すると発表した。 市教委から2人程度、スクールカウンセラーを同校に送り、希望生徒らにカウンセリングを実施する。市教委によると、同校は14日から、同教諭が授業を受け持っていたクラスを含め通常通り授業などを行う予定で、校内の別の教員が業務を担当するという。 逮捕された同市葵区瀬名川3丁目の男(34)は在校生ともSNSのやりとりをしていたとみられる。市教委は今後の調査で処分を検討するとともに、教職員に服務規律の順守徹底を呼びかけ、被害の未然防止へ組織的な教育指導体制や安心して相談できる環境整備に取り組む。 中村百見教育長は「逮捕は誠に遺憾で、子どもたちの心のケアを最優先に対応する。教職員のSNS利用に関する指導を徹底し、同様の事案が発生することがないよう綱紀の粛正を図る」とコメントした。

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