東京都新宿区のマンション敷地内で2024年、住人の女性=当時(25)=を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた配送業和久井学被告(52)の裁判員裁判で、東京地裁は14日、懲役15年(求刑懲役17年)の判決を言い渡した。 判決によると、女性と結婚したいと考えた被告は、大切にしていたバイクや車を売却し用立てた1600万円を渡したほか、借金もした。被告はその後、女性に対するストーカー規制法違反容疑で逮捕されるなどした。 伊藤ゆう子裁判長は、被告が恨みからナイフで少なくとも15回刺したとし「執拗かつ残虐で、極めて危険な犯行だ」と非難した。