売掛金回収で威迫疑い、初摘発 ホストクラブ経営者逮捕 愛知県警

経営するホストクラブの売掛金(ツケ払い)を回収するため、女性客の家に押し掛けて威迫したとして、愛知県警中署は16日までに、風営法違反と住居侵入未遂の疑いで、名古屋市中区のホストクラブ「Asteria(アステリア)」経営、尾石康雄容疑者(36)=同市北区平安=を逮捕した。 悪質ホスト対策として、改正風営法が6月に施行され、売掛金などを支払わせる目的で客を威迫したり困惑させたりする行為が新たに禁じられた。県警によると、こうした禁止行為の摘発は全国で初めてという。 逮捕容疑は今月8日夕、売掛金回収目的で、女性客(29)の自宅に押し掛け、「おーい、おーい」などと声を荒らげて威迫するなどした疑い。「今は何も言いたくありません」と供述しているという。 中署によると、尾石容疑者は「赤西愛人(あかにし・まなと)」の源氏名でホストとしても接客していた。女性は数回の飲食で約100万円を請求されたといい、家に押し掛けられた後に中署へ被害を相談していた。

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