神奈川県警の現職の警察官の男が暴力団組員とともに債権を回収する目的で、会社役員の男性に社長に会わせるよう迫ったとして逮捕された事件で、この警察官の男が今月(7月)上旬に業務上横領の疑いで書類送検されていたことがわかりました。 神奈川県警藤沢北警察署の巡査長・松本享之容疑者(36)は今年(2025年)5月、板橋区の路上で、暴力団員の男らとともに債権を回収する名目で会社役員の男性に対し、「社長に会わせろ。絶対に許さないからな」などと迫ったとして、おととい(16日)逮捕されました。 警視庁によりますと、松本容疑者は現場の見張り役だったということです。 その後の捜査関係者への取材で、松本容疑者が同僚から集めた寮費を横領した業務上横領の疑いでも、今月上旬に神奈川県警から書類送検されていたことが新たにわかりました。 松本容疑者は、高校の同級生でともに逮捕された霜村広士容疑者(36)に誘われて犯行に加わったとみられていて、松本容疑者が金に困っていた可能性もあり、警視庁が詳しいいきさつを調べています。