いわき市の男性が厚生労働省の職員や警察官などを名乗る男らにおよそ1900万円相当の暗号資産をだまし取られるなりすまし詐欺の被害に合いました。 被害にあったのはいわき市内に住む60代の男性です。警察によりますとことし5月男性の携帯電話に、厚生労働省の職員を名乗る男から「あなた名義の保険証が偽造され違法な薬が処方されている」などと電話がありました。その後、男性の妻に対して警察官を名乗る男から「逮捕した犯人の家からあなたの旦那さん名義の通帳が見つかり事件への関与が疑われている。潔白を証明するためには新たに銀行口座を開設し、資産を移して確認する必要がある」などと言われたということです。男性と妻はこの話を信じ、別の検察官を名乗る人からSNSで誘導されるがままにおよそ1900万円相当の暗号資産を送り、だまし取られたと言うことです。警察はSNSを通じて金銭を要求された場合は詐欺を疑い、すぐに通報するよう注意を呼びかけています。