団体職員男性が1千万円の詐欺被害 愛知県警や警視庁かたり、偽の逮捕状示す手口 広島

広島県警広島西署は22日、警察官などを装った特殊詐欺で、広島市西区の50代の団体職員男性が現金1千万円をだまし取られたと発表した。同署は詐欺容疑で捜査している。 同署によると、男性の携帯電話に11日、愛知県警や警視庁の警察官をかたる複数の男から「あなたの口座が詐欺の被害に悪用されている」と連絡があり、交流サイト(SNS)に誘導された。男性はビデオ通話で「逮捕状」と書かれた書類を見せられ、本物の警察と信じ込んだ。 その後、検察官を名乗る男から「あなたが犯罪に関与していないことを証明するために、口座にあるお金の番号を照合する必要がある」と言われた。男性は男の指示通りにネット銀行で口座を開設し、16日に指定口座に現金1千万円を振り込み、詐取されたという。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加