取引先の男性を約3カ月間監禁し重傷を負わせたとして男ら7人が逮捕された事件で、警視庁捜査1課は26日、逮捕監禁致傷の疑いで、会社員の上野優容疑者(21)=東京都練馬区=と自営業の川村理容疑者(50)=杉並区=を新たに逮捕した。上野容疑者は「言葉になりません」、川村容疑者は「よく知りません」と話している。 捜査1課によると、上野容疑者は事件を首謀したとして同容疑で逮捕された建設会社代表、大城優斗容疑者(24)の地元の後輩。監視役とみられる。 大城容疑者は被害男性の勤務先から受注した内装工事の報酬の支払いを巡ってトラブルになっていた。監禁中に男性に約200万円を支払わせていた。捜査1課は他にも犯行に関与した人物がいるとみて、捜査を進めている。 逮捕容疑は、共謀して1月29日午前1時ごろ、豊島区の30代男性を車で拉致。約3カ月にわたり、東京都内のホテルなどに監禁し、金づちでたたいたり、熱湯をかけたりして、全身骨折ややけどなどのけがをさせたとしている。