同居する52歳の妻が大量の薬を飲んでいるのを目撃し、救護せずに放置したとして、札幌市中央区に住む71歳の無職の男が逮捕されました。 保護責任者遺棄の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区に住む無職の71歳の男です。 男は8月6日午後10時ごろから7日午前5時ごろにかけて、同居する52歳の妻が大量の薬を飲んでいるのを目撃し、救護する責任があったにもかかわらず、そのまま放置して遺棄した疑いが持たれています。 妻はその後、搬送先の病院で死亡が確認されました。 男は7日午前5時ごろ、「妻が病死している」と警察に自ら通報したことで事件が発覚しました。 警察の取り調べに対し、男は「妻がオーバードーズをして飲んだ薬の量は、致死量にならないと思っていた」と話し、容疑を認めているということです。 この夫婦については過去に警察に相談歴があり、警察が動機や詳しい経緯について調べを進めています。