杖や金属製のおもりで同室の93歳男性の顔などを殴った疑い 殺人容疑で87歳男逮捕 石川・七尾市の介護施設

石川県七尾市の介護施設で、入所者の93歳の男性を殺害したとして、警察は同じ施設に入所している87歳の男を殺人の疑いで逮捕しました。 殺人の疑いで逮捕されたのは七尾市中島町鹿島台の無職・岡田道定容疑者(87)です。 岡田容疑者は、22日午前4時20分ごろから午前5時20分ごろの間、七尾市中島町鹿島台の介護老人保健施設「寿老園」で、入所している93歳男性の頭や顔などを杖や金属製のおもりで複数回殴り、殺害した疑いがもたれています。 警察によりますと、岡田容疑者と被害者は同じ部屋に入居していて、岡田容疑者は、施設内でリハビリ用に使われるトレーニング機器のおもりを犯行に使用したということです。被害者の男性は顔の損傷が激しく、外傷性ショックで死亡しました。 岡田容疑者は犯行後、施設の職員に「男性を殺した」と話し、職員が消防に通報しました。 警察の調べに対し、岡田容疑者は「殺そうと思った」と述べ、容疑を認めているということです。警察は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、23日にも岡田容疑者の身柄を検察庁に送り、動機などを詳しく調べることにしています。

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