熊本市内の病院で、入院患者の高齢女性に性的暴行を加え、その様子を撮影するなどした疑いで元准看護師の男が逮捕された事件の続報です。その後の捜査で、男のスマートフォンから別の入院患者に性的な行為をする動画や画像が見つかり、被害者が十数人にのぼるとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。 この事件は、熊本市西区の病院で当時、准看護師として働いていた北区清水亀井町の佐藤 勝則 容疑者（２８）が、今年１月から２月にかけていずれも入院患者の９０代の女性に自分の下腹部を露出し触らせようとした疑いと、８０代の女性に性的暴行を加え、その様子をスマートフォンで撮影した疑いでこれまでに２度、逮捕されているものです。 捜査関係者によりますと、押収した佐藤容疑者のスマートフォンから、この２人の被害者と別に約１０人の高齢女性に対する性的な行為を撮影した動画や画像が見つかったということです。 いずれも佐藤容疑者が勤務していた病院の入院患者で、そのほとんどが寝たきりの８０代から９０代ぐらいの女性とみられています。 佐藤容疑者は、病室でカーテンを閉めるなどして犯行に及んでいたとみられていて、警察は容疑が固まり次第、余罪についても立件する方針です。 佐藤容疑者はすでに病院を解雇されています。