投票で報酬約束容疑、社長ら逮捕 参院選、パチンコ店従業員に

7月の参院選で、自社が運営するパチンコ店従業員に対し、自民党公認候補に投票すれば報酬を支払うと約束をしたとして、警視庁と7県警の合同捜査本部は26日、公選法違反(買収約束)の疑いで、パチンコ店運営会社「デルパラ」(東京都港区)の社長で韓国籍の李昌範容疑者(50)ら同社幹部6人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。各地の従業員ら約250人に比例代表で出馬した阿部恭久氏(66)=落選=への投票を求めたとみられる。 阿部氏はパチンコ店の全国組織「全日本遊技事業協同組合連合会」(全日遊連)の理事長。 逮捕容疑は7月上旬~中旬、デルパラ各店舗の店長と共謀し、同月20日投開票の参院選で、店舗従業員ら60人に特定の候補に投票すれば、3千円または4千円の報酬を支払うと約束した疑い。

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