スヌープ・ドッグがマリファナの吸い殻を使ったアート作品を共同制作。オークションは完売に

ヒップホップ界のアイコンで、今やビジュアル・アーティストでもあるスヌープ・ドッグが、8月18日に締め切られた3日間のオンラインオークションに7点の作品を出品。アーティストでジョイント・ベンチャー社の共同設立者でもあるエリカ・コヴィッツとのコラボレーション作品は完売し、落札総額は14万8100ドル(約2200万円)に達した。 AllHipHop(オールヒップホップ)が8月18日に報じたところによると、「Ashes to Art(灰からアートへ)」と名付けられたコレクションの各作品は9000ドル(約133万円)から入札が始まった。落札額トップは、《Snoop Doggy Dogg Genesis Burn(スヌープ・ドギー・ドッグ・ジェネシス・バーン)》で、1993年にスヌープ・ドッグが銃撃による殺人の共犯容疑でロサンゼルス市警に逮捕された際のマグショット(顔写真)をベースとしたものだ。 「Snoop Doggy Dogg」(初期のステージネーム)と書かれた直筆のサイン入り写真の端は焦げ、マリファナの灰で汚れている。また、写真の上には本人が吸ったジョイント(マリファナを紙で巻いたもの)の吸い殻がある。「これは単なるポートレートではない。伝説的アイコンを誕生させた炎の記録だ」と説明されているこの作品は、最終的に7万ドル(約1000万円)まで競り上がった。なお、この事件の裁判でスヌープ・ドッグは正当防衛が認められ、1996年2月に無罪判決を受けている。 これに次ぐ落札額は、《DoggyStyle Decoded(デコードされたドギースタイル)》の1万6500ドル(約244万円)で、デビューアルバム『Doggystyle』のオリジナルCD、吸い差しのジョイント、金属製の灰皿を組み合わせたもの。この2点を含む全ての作品は透明のエポキシ樹脂のコーティングや保存処理が施され、アクリルボックスに額装されている。

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