2025年3月、鳥取県三朝町の70代の男性が警察官や検察官をかたる男らに合計3500万円騙し取られる詐欺事件が発生し、8月27日東京都の30代の男が詐欺の疑いで逮捕されました。 今年、倉吉警察署管内で起きた詐欺事件では最も大きい被害金額です。 逮捕されたのは、東京都町田市の建設作業員の男(35)です。 警察によりますと男は、今年3月4日から14日の間、氏名不詳者と共謀して警察官や検察官になりすまし、鳥取県三朝町に住む70代の男性に対して電話やSNSで「あなたの携帯電話が詐欺グループから押収されておりあなたも犯人として扱われている」などと嘘をつき、今年3月11日と13日2回に渡り、合わせて現金3500万円をだまし取ったということです。 男は金融庁職員を装い倉吉市八屋地内の駐車場に現金を持ってこさせたということです。 事件は被害者にあった男性が男と連絡が取れなくなり倉吉警察署に相談に訪れて発覚し、所用の捜査を行った結果、男が詐欺の疑いで逮捕されました。警察は共犯事件のため、男の認否を明らかにしていません。 警察は余罪や共犯者について詳しく調べを進めています。