5年前にもつきまとい行為で「罰金」の略式命令 谷本将志容疑者(35) 繰り返された“共連れ” 神戸マンション女性刺殺

神戸市のマンションで女性が殺害された事件。逮捕された男は5年前にもつきまとい行為で「罰金」の略式命令を受けていました。 今月20日、神戸市のマンションで会社員女性(24)の胸などをナイフで刺し、殺害したとして逮捕された東京都新宿区の会社員・谷本将志容疑者(35)。 谷本容疑者は3年前に神戸市内で女性につきまとってマンションに侵入し、首を絞めるなどしたとして、執行猶予つきの有罪判決を受けていたということですが、5年前にも神戸市内で別の女性のマンションに侵入し、つきまとい行為を4回繰り返したとして、罰金の略式命令を受けていたことが分かりました。 大阪府内で中学校時代を過ごしたという谷本容疑者。中学時代の同級生は谷本容疑者を「もの静かな」性格だったといいます。 谷本容疑者の中学時代の同級生 「クラスの中心人物とか、盛り上げるタイプではなかった。ずっと1人でいるわけではなく、騒ぐわけでもなく、おとなしい人だったと思います。信じたくない。本当だとしたら悲しいです」 今回の事件を信じられないという同級生。しかし、谷本容疑者は… 記者 「事件3日前、谷本容疑者とみられる男が同様の手口で別の女性の後をつけていたことが分かりました」 事件3日前に撮影された防犯カメラの映像です。谷本容疑者とみられる男が被害女性の勤務先近くを歩いています。 捜査関係者によりますと、この同じ日に谷本容疑者とみられる男が被害女性とは別の20代の女性の後をつけていたということです。 男は女性の後をつけ、マンションのオートロックをすりぬける、いわゆる「共連れ」で中へ侵入。女性は男の存在に気づいたため、エレベーターに乗るのを避け、けがはありませんでした。谷本容疑者の逮捕後に警察に情報提供があったということです。 そして事件当日、谷本容疑者はおよそ50分にわたって被害女性の後をつけ、マンションのオートロックをすり抜けて侵入したとみられます。 取り調べに対し、谷本容疑者は被害女性について「まったく知らない女性」と話していて、警察は動機などについて調べを進めています。

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