別名「ゲートウェイドラッグ」なぜ若者が大麻に手を出してしまうのか?その危険性とは

全国的に大麻犯罪が若者の間で増加しています。背景には何があるのか大麻犯罪の現状や危険性について取材しました。 長崎県警組織犯罪対策課 神田 雅弘次席調査官「近年、大麻が特に若年層を中心に増えてきたと」 別名・ゲートウェイドラッグとも言われ、全国的にも若年層の使用・所持が深刻化している大麻。主に脳に悪影響があるとして日本では法律で禁止されています。 長崎県内で摘発された大麻犯罪の推移をみると、去年は過去10年間で最も多い32人にのぼり、いずれの年も半数以上が30歳未満の若者です。 なぜ若者が大麻に手を出してしまうのか── 神田次席調査官「SNSの普及によって大麻の危険性・有害性・依存性が低いという誤った情報が拡散している。さらにSNSでその大麻を簡単に入手できるという状況がいまの大麻が急増している1つの要因になっているのではないかと思います」 また、覚せい剤に比べると安くで買えることや、友人や知人の勧めなど手を出すきっかけが身近にあることも挙げられます。 神田次席調査官「友人とか知人から誘われて始めたという人が(逮捕者の)約6割を占めている。軽い気持ちで手を出せば、将来的に大きな過ちを犯すということになると思いますので、絶対に手を出さないでいただきたい」 大麻は覚せい剤などより毒性の強い薬物に手を出す入口となるおそれもあります。県警では身近な人に勧められたとしても断るだけではなく、警察に相談してほしいと呼びかけています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加