[ソウル 11日 ロイター] – トランプ米大統領は、南部ジョージア州の不法就労捜査で逮捕された韓国人労働者らの強制送還を停止し、米国人への研修を行うために滞在を続けることを提案した。しかし、米国滞在を選択した労働者は1人だけだったと、韓国政府関係者が明らかにした。 トランプ氏の提案を受け、労働者らを帰国させるチャーター機の出発は延期され、現時点で現地時間10日遅くに米国を発つ予定だという。 現代自動車とLGエナジー・ソリューションがジョージア州エラベルで建設中のバッテリー工場では4日、大規模な家宅捜索が行われ、労働者約475人が拘束された。 韓国の李在明大統領は11日、トランプ大統領の提案に対応しているため、出国手続きは一時停止されていると述べた。 当局者によると、ルビオ国務長官との協議のためにワシントンを訪れていた趙顕外相は、韓国人労働者が一旦帰国し、その後希望があれば米国に戻ることを提案したという。 聯合ニュースは、労働者が空港に移送される際、手錠をかけられることはないと報じた。