日産自動車を巡る提携関係に大きな変化がありました。日産株を手放したのは、長らくパートナー関係を築いてきたメルセデス・ベンツです。 日産は、2025年6月期第1四半期(4~6月)に790億円の純損失を計上し、直近7カ月間では売上高が前年同期比で4.4%減少しました。そうした厳しい状況の最中、メルセデス・ベンツが保有株を売却したのです。 ロイター通信によれば、売却を行ったのはメルセデス・ベンツの年金基金で、保有していた日産株の3.8%を4783億円で売却。売却価格は1株あたり341.3円で、需要超過により上位10社の投資家が株式の約70%を取得したと伝えられています。