英首相、人種的威圧を容認せず ロンドンでの大規模極右集会受け

【AFP=時事】英国のキア・スターマー首相は14日、大規模な極右デモと警察との衝突が起きたことを受け、英国が「出自や肌の色によって」脅かされるような状況を容認しないと述べた。 ロンドンで13日に極右活動家トミー・ロビンソン氏(42)が主催し、警察の発表では最大15万人が参加した集会を受けて、初めての談話を出したスターマー首相は、警察官への攻撃を非難した。 スターマー首相はX(旧ツイッター)に、「人々には平和的な抗議を行う権利がある。それはわが国の価値観の核心だ」と述べた上で、職務を遂行している警察官への暴力や、出自や肌の色によって街で脅かされるようなことは容認しない」と強調。 「われわれの旗は多様な国を象徴しており、それを暴力、恐怖、分断の象徴として利用する者たちに決して譲り渡さない」 衝突により警察官26人が負傷し、そのうち4人は重傷となっている。これまでに24人が逮捕されており、ロンドン警視庁は今後さらに逮捕者が出る可能性があるとしている。【翻訳編集】 AFPBB News

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