チョコプラ松尾「炎上発言」の本質…いまだ芸人が一般人を「素人」と呼ぶ選民意識と時代錯誤

お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の松尾駿(43)が9月10日、YouTubeチャンネル「チョコプラのウラ」で放った一言が、思わぬ炎上を招いている。発端は、アインシュタイン・稲田直樹のSNSアカウントが不正アクセスを受け、男が逮捕された事件だった。 松尾は「最悪だよ。(犯人は)一生、電子機器を使えない生活にしてほしい」と憤り、相方の長田庄平も「あと、稲ちゃんを誹謗中傷してたやつらな。稲ちゃんのせいって言ってたやつら」と同調。ここまでは多くの視聴者も共感していた。しかし、松尾はその後、「俺がずっと提唱している誹謗中傷に関してだけど、芸能人とかアスリートとか、そういう人以外、SNSをやるなって。素人が何発信してんだってずっと思ってて、俺」と持論を展開。長田が「そうなると何にも流行らないじゃん」と返すと、松尾は「見てりゃいいんだよ」と譲らず、長田が「ただのブログじゃん」とツッコんでも「それでいい」と言い切った。 このやりとりがSNSに拡散されると、ネット上では「芸能人が一般人を『素人』って呼ぶのが気色悪い」「お前も芸以外は全部素人だろ」「寿司屋で大将に素人呼ばわりされたら不快だろ?」といった批判コメントが続出する事態になった。 「松尾の“素人”発言は、一部芸人が根強い“選民意識”を持っていることが明らかになってしまいました。松尾は誹謗中傷を戒めたかったのかもしれませんが、言葉遣いのせいで『芸能人は特別で、一般人とは違う』という意図だと受け取った人が多かったようです」(YouTubeライター) こうした芸人特有の「素人」呼びは、松尾に限った話ではない。 霜降り明星の粗品も、9月2日までに更新した自身のYouTubeチャンネルにて、人気YouTuberのはじめしゃちょーの結婚発表に言及した際、「おめでとうございま~す!」と祝福した一方で、「ただぁ!お前も一般男性やんけ!」と猛ツッコミを入れ、「YouTuberなんて職業はないねぇ~ん!ただのしょうもない一般人やねん」と発言している。粗品は以前からYouTuberには総じて「面白くない」という辛口なスタンスだが、この時も「YouTuber=一般人」という図式の裏に、芸能人が一般人を見下す感覚が透けて見える。

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