ガザの現状「容認できない」 国連総長、一般討論前に会見

【ニューヨーク時事】国連のグテレス事務総長は16日、イスラエルが攻撃を続けるパレスチナ自治区ガザについて「道徳的にも、政治的にも、法的にも容認できない状況」だと強調した。 各国首脳が出席する国連総会一般討論演説が来週から始まるのを前に、国連本部で記者会見した。 イスラエルがガザでジェノサイド(集団殺害)を行っていると認定した国連の独立国際調査委員会の報告書を巡り、グテレス氏は「ジェノサイドを法的に認定する権限は(自身には)ない」と前置きした上で、「就任後は記憶にない規模の大量の民間人殺害を目の当たりにしている」と訴えた。要請があればイスラエルのネタニヤフ首相と会談する意向も示し、その場合は規則に従ってネタニヤフ氏に逮捕状を出している国際刑事裁判所(ICC)にも通知すると述べた。

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