尹前大統領 10回連続で公判に出廷せず=特別検察は期日の追加指定要請

【ソウル聯合ニュース】昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡り、内乱首謀罪などに問われている尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の公判が19日、ソウル中央地裁で開かれたが、尹氏は出廷しなかった。公判に出廷しなかったのは10回連続で、地裁は本人不在のまま公判を進める欠席裁判を続ける方針だ。 地裁は「被告がきょうも欠席した」として、「拘置所側が強制的に出廷させることは不可能との意見を示し、欠席のまま進める」と明らかにした。尹氏は7月10日に再逮捕されてから、健康上の理由を挙げて公判に出席していない。 内乱事件を捜査する特別検察官側は、内乱などの罪で起訴された金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官が裁判官忌避の申し立てを行ったことを受け、申し立てが認められた場合、裁判が中断される間に同裁判官が担当する尹氏や警察庁長らの事件の裁判期日を追加するよう要請した。裁判を最大限迅速に進めたい考えだ。

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