麻薬44キロ密輸容疑で英国の男逮捕、一度の押収量では最多 麻取

麻薬のMDMAなど錠剤約44キロ(末端価格5億3千万円)を密輸したなどとして、関東信越厚生局麻薬取締部などは、イギリス国籍のプリーストリー・ウィリアム・アルバート容疑者(58)=住居不定、無職=を麻薬取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで逮捕したと19日に発表した。認否は明らかにしていない。同部が一度に押収した錠剤型合成麻薬としては過去最大という。 同部によると、プリーストリー容疑者は、外国人男性2人と共謀し、6月24日にイギリスから羽田空港にMDMAなど錠剤約44キロを密輸した疑いがある。 容疑者は、6月27日に東京都豊島区の民泊施設でいずれも麻薬であるMDMAを含む錠剤約1キロと、ケタミン含有の粉末約2キロを所持したとして、同法違反(営利目的所持)容疑で現行犯逮捕された。その際に、同施設からMDMAなどの麻薬を含む錠剤を計約45キロを押収したという。 いずれも起訴されているという。 同部は、この容疑者が海外の麻薬密輸組織の一員とみて、組織の実態解明を進めていくという。(西岡矩毅)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加