「逮捕の瞬間ばかり大きく報じる」 弁護士から記者へ、異色の経歴を持つ監督がメディアに問う"揺さぶられる覚悟"

逮捕の瞬間ばかり大きく報じられ、その後の裁判は忘れられていく──。そんな日本の事件報道のあり方に疑問を投げかけ続けてきたのが、関西テレビの記者、上田大輔さん(46)だ。 企業内弁護士から記者に転じ、逆転無罪連発の裁判官や供述調書流出の「その後」を追う番組を作ってきた。今回、監督として初めて手がけたドキュメンタリー映画『揺さぶられる正義』が9月20日から公開される。 テーマは「冤罪の温床」とされる「揺さぶられっ子症候群」(SBS)だ。上映を前にインタビューで、記者としての覚悟と葛藤を聞いた。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介)

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