北海道・釧路警察署は2025年9月21日、傷害の疑いで、釧路市に住む高校生(17)と漁師(17)の少年2人を逮捕しました。 逮捕された少年2人は2025年8月17日午前2時ごろ、釧路市阿寒町雄別の路上で、帯広市に住む無職の男性(17)の顔を拳で複数回殴ったり蹴ったりして、けがをさせた疑いが持たれています。 少年2人と被害にあった男性に面識はなく、男性は両側の頬骨を折る重傷を負いました。 警察によりますと、男性は帯広の計20人ほどのグループの一員で、心霊スポットとして知られる釧路市の「雄別炭鉱跡」に肝試しのために向かっていました。 このとき途中の林道で、何らかの理由で逮捕された少年らを含む釧路勢の約10人とトラブルになったとみられるということです。 この事件があった日の午後10時半すぎ、釧路市にある施設用地内で、釧路市に住む会社員の男性(17)の脇腹周辺を金属バットで殴打するなどしてけがをさせた傷害の疑いで、警察は帯広市の男(39)と無職の少年(17)をすでに逮捕していました。 このときも、帯広勢と釧路勢による約30人規模の乱闘騒ぎになっていました。 警察は、心霊スポット周辺の林道でのトラブルが発端となり、釧路市の施設での事件につながった可能性も視野に、一連の乱闘騒ぎに関わった人物がほかにもいるとみて、関係者などを慎重に捜査しています。